飛騨市の友好都市である新港郷の青年と吉城高校生のオンライン交流が8月6日(土)に開催されました。
今回は同校が、生徒の課題解決能力や、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ力を育てる同校独自の教科「ESD」のうち「国際理解探究」を選択している生徒17人を対象に、授業の一環として行われたもの。例年は新港郷でホームステイ研修を行いますが、新型コロナ感染予防のため、昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。
交流の前には台湾語講座を行い、吉城高校生は交流当日自己紹介を台湾語で行いました。
発音が難しく、新港郷の方たちに伝わった時には「ほっ」としたような様子でした。
そのあと、グループに分かれて飛騨市や吉城高校の紹介を行い、今年のテーマについての交流を行いました。
今年度は「飛騨の伝統料理」「観光業で飛騨市を盛り上げたい」「保護猫活動と台湾の猫事情」「今の時代にふさわしい校則」の4つのテーマについて、吉城高校生と新港郷の青年らが討論し、相互理解や課題解決に取り組むそうです。この日は、11月に行われる討論会に向けての顔合わせとして、グループごとに分かれてそれぞれ自己紹介をしたり、互いの食文化や伝統行事の紹介をしながら、探究テーマについて両国の違いや課題などを話し合いました。
校則についての討論では、台湾の若者が、学校でもカジュアルな服装が許可されたことなどを報告。色とりどりな靴下が違反だったことなどを紹介すると、吉城高校生が質問をしたりして理解を深めました。
また、フリートークではインスタントラーメンについての意見交換もあり、新港郷から贈られた酸辣湯のインスタントスープを試食して感想を話したりしました。
お互いに送りあったお菓子についても、どんな味なのかなどの質問を行い交流を深めました。
終了後は、互いの集合写真を撮ったり、オンラインを通じてSNSを交換し合うなど、活発に交流していました。
参加した1年生の森大平さんは「食文化では違いを感じましたが、アニメが好きな人も多くて、日本のアニメが世界的に浸透していることを実感しました。また、日本ではコロナの影響で祭りなどは縮小されていますが、新港郷では町の人が総動員で大々的にやっていることを知り、驚きました」などと感想を話していました。
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